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2007/10/15

結局須走

10月6日(土)、富士山須走五合目駐車場へと向かった。

Ninja-400

御殿場ICを降りて、一路須走口登山道へ向かう。
富士五湖道路須走IC手前で登山道の方に降りようとすると看板があった。
「富士あざみラインは10月7日7:00~13:00の間、全面通行止めになります。」へ?!・・・・。。
富士山国際ヒルクライムレースとか言うのがあるらしい。
道理で普段はそんなにいないはずの、如何にもレースしますと言ういでたちの自転車ライダーが沢山走っている。
これは気をつけて走らないと。
途中ガスの中をくぐり抜けて須走の駐車場に到着。
しかしここも雲の中。

雲の中の駐車場

改めて辺りを見渡すと、ここってやっぱり無線屋さんが多いんだ。
無線屋さん達

既に明るい内から準備を始めていた南隣の星屋さん達に声をかける。東京から来た人達らしい。我々、年二回程度しか星見に出ないものばかりですからと、早々に予防線を張られてしまった。
ベテランの中には機材のうんちくを垂れ、他人の機材を批評する困った輩がいるので、その手合いと思われたのかも知れない。
お互い趣味でやってんだから、そんな窮屈な事言うつもりはないんだがなぁ。
取り敢えず「一人で星見していてもつまらないので、宜しかったら後でこちらの望遠鏡も覗いてやって下さいね。」と言った。
そうこうする内に雲が切れて、富士山頂がクリアに見えてきた。
クリアになっていく富士山頂

眼下に広がる雲海を背景に、本日の機材を撮影する。
機材

木星でファインダーを修正。
150倍で導入可能な状態に合わせ直した。
それにしても今宵の木星はよく揺れる。150倍で既にメロメロだ。
ずっとこんな調子なのかな。
ふと、北に2区画程離れて車を止めたカップルが気になった。
初心者風だが、双眼鏡を持っている。天の川を見るなら丁度良い感じかな。
あの明るいのは何とか言っているのが聞こえたので、つい声を掛け、Ninja-400での観望に誘う。空は未だ薄明の残光を残しているが、そろそろ天の川も見え始めていた。
今日は上空に陽炎が立ってしまって、酷い状態ですけど、ガリレオ衛星ぐらいなら見えますよ、と言いながら、木星を見てもらう。だがこれでは見せた僕の方が欲求不満だ。
そこで星雲星団もお見せすることにした。
まずはつかみの一品、M13。南隣りの人達にも声をかけて覗いて貰って、何となく和やかになってきた。

丁度その頃、3台ほど車が上がってきて、その内の一台が北隣に入ってきた。
すぐに架台を組み始められたので星屋さんと判る。
一段落ついたら、うちのドブも覗きませんかと声をかけたら、では後ほどとのこと。
EM-200が出てきたので、結構ベテランの人だなと思った。

次は光害の残る南の空、M22を導入してM13との雰囲気の違いを見てもらう。
そのまま、南隣りの方々も巻き込んでM8,M16,M17,M18,M11,M57,M27。星座の説明をしながら東の空を見やると、既にペガススの頭が結構な高さになって来ている。
こうなれば当然M15,M2。ここで初心者らしいカップルには球状星団の不思議について語る。
対象が大き過ぎて中心部しか見えないことを断ったが、リクエストがあったので更にM31,M32,M110。カップルにはメシエ天体の由来について説明した。
ついでにh-χ二重星団とNGC457(ET星団)。
これで終わるのも勿体ないので、もう富士山頂の斜め右上の辺りまで沈んだヘラクレス座に戻って、再度M13,M92。初心者に判って貰えるかどうか自信はないが網状星雲。でも結構判って貰えたようでよかった。
カップルのうち、女性の方はすばるが見たそうだったが、二人とも山に来るには薄着なので、もう寒さに持ちそうにない。時計を見るとまだ19時30分。宵の口だ。
だが無理して風邪をひいたのでは意味がない。「無理せず次の機会に」と言って車に帰って頂いた。

一段落ついて写真を撮り始める。と言っても例によってTS-40H型赤道儀を使ってのお気楽星野撮影だ。

はくちょう座

はくちょう座は何度も撮影しているが、なかなか納得できる出来に仕上がったものがない。
毎回似たような写真になってしまうが、この星座、かなり好きな場所なのだ。
次はカシオペア座。
カシオペア座

ここも好きな場所。
そして富士山頂と沈む夏の銀河。
富士山頂と沈む夏の銀河

北隣の人に、再び網状星雲でも見ませんかと声を掛けてみた。そろそろ手が空く頃合いと考えたのだ。ではちょっと見せてくださいとのことで、はくちょう座のNGC6960を導入して見て頂いた。はくちょう座52番星のすぐ脇を通っている、いわゆる淡い方の網状である。説明している間にNGC6992(濃い方の網状)にパンされたようで、このクラスの口径になると流石に構造までよく見えますね、と言われた。暫く話をしていると、登って来る車のヘッドライトが僕にあたった。その途端に「ひょっとしてFSPACEのフォーマルハウトさん?W部です。」
それまで闇の中なので気がつかなかったが、何とマイミクのおきなさんだった。ご無沙汰でした。
しばし、昔話で盛り上がる。その後、NGC6826(まばたき星雲),NGC7662(青い雪玉星雲),NGC253,NGC7293(らせん状星雲)と導入。
NGC7331を導入して、「ここで伴星雲が見えたらステファンの5つ子も行けるんですけどね」と言ったら、おきなさんが覗いて一言「見えてますよ」。
代わってもらって、そらし眼すると、辛うじてNGC7335が見えている。これはと思って辿ると、案の定ステファンの5つ子の中で一番明るく手前にあるNGC7320が見える。

ステファンの5つ子

NGC7318A,7318Bも何とか見え、そらし眼で辛うじてNGC7319を確認。しかし、NGC7317はついに見えなかった。

暫くするとガスをかぶったり晴れたりを繰り返すようになり、午前0時頃、完全にガスに没した。Ninjaは撤収し、暫く仮眠をとったが、目が覚めても曇ったまま。
午前2時頃、おきなさんに声を掛けて下山を開始。
少し残念だったが、それでも前半は良い星見だった。御殿場ICから東名に乗り、家路を急ぐ、が、途中で晴れてきた。
取り敢えず海老名SAに入り、月,金星を撮影。

海老名SAで撮った月と金星

よく見ると、レグルスと土星も写っている。
これは参った。須走でゆっくり待つのが正解だったかも知れない。
しかし今更引き返すのも馬鹿馬鹿しい。
そうだ、一度下見するつもりだった東浪見に行こう。
ナビを自宅から東浪見海岸にセットする。
首都高から京葉道路を経て九十九里浜道路を南下。
現着したのは5時5分。既に薄明で、明るい星しか見えていない。
東浪見で撮った月,金星,土星,レグルス

拡大するとこんな感じ。
東浪見で撮った月,金星,土星,レグルス

東浪見から松戸まで要した時間は約1時間半程度。
近いと言えば近いのだが、潮風が気になる。
ミラーが痛むのは目に見えている。
また来るかどうかは決めかねるが、他にも近場で良い場所を探す必要がありそうだ。

        / GGA02600@nifty.com
     ☆<^)><★---・・・・・・
        \゛ フォーマルハウト

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コメント

フォーマルハウトさんこんばんは。

ご多忙の中アクティブにされていますね。
私は周りに仲間がいるから動けているようなもので・・・

当日は大江山にいました。(携帯つながらなかったと思いますが)
晴れたものの透明度は良いとは言い切れなかったです。
まあ贅沢は言えませんね。
燃える木が分かれて見えましたが、実は亀岡でも後日
同じぐらいに見えました。

投稿: TAK | 2007/10/16 23:36

フォーマルさん、こんばんは。
相変わらずですねえ(^^)。
6日は、私も大江山でフォーマルさんの「悪魔のささやき」に負けて買ってしまった(^^;
25cmドブのファーストライトをやってました(前の週末に入手)。
TAKさんが書かれているように、少々透明度は悪かったですが、まずまず楽しめました
(オリオン座を見る前に撤収して、寝てしまいましたが)。

投稿: いのうえ | 2007/10/17 21:56

TAKさん、こんばんは。
コメントが遅くなってすみません。
周りの人には迷惑かも知れませんが、僕としては出来るだけ周りの人を巻き込んで天体を見たい人なので、何とかなっているようです。勿論、近くに友人・知人がいるに越したことはありませんが、現状、それは中々難しそうですし。まあ、気長に安心して観望できる環境を作っていきたいなと考えています。
しかし、大江山の透明度が悪かったのは残念でしたね。

投稿: フォーマルハウト | 2007/10/21 01:37

いのうえさん、こんばんは。
コメントが遅くなってすみません。
ついにドブ買われましたか。
取り回しの方は如何ですか?

投稿: フォーマルハウト | 2007/10/21 01:39

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